2024年9月2日 | コラム
台風10号でご自宅などが被害にあわれた方、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧を祈念しております。
しかし今回の台風、私の人生で、初めてじゃないかと思うような進路と動きの遅さで本当にビックリしました。特に、動きの遅さにはビックリでしたよね?自転車並みの速度でも遅いな~と思っていたら、紀伊半島沖あたりのときはジョギング程度の速度という。。。
動きが遅かったことに加えて、台風による南からの湿った風の影響で、台風から離れた地域で大雨が続いてしまったために、当社がある神奈川県でも大きな被害がありました。
金曜日の朝には、土砂災害警戒情報のアラートでビックリしました。あのスマホで突然鳴る緊急速報のアラート音は、何度経験してもビクッとしてしまいますよね・・・
大きな被害では、小田急小田原線の秦野市の線路で、盛り土が崩れてしまって伊勢原~秦野間が不通になったり、国道246号線の伊勢原市と秦野市の境にある新善波トンネル厚木坑口付近ののり面が崩落して通行止めになったり、というものがありました。
今回の台風では、連日、さまざまな地域の被害状況がニュースで流れていましたが、当社のようにリフォーム業をしていると、どうしても住宅の被害状況が気になってしまいます。
特に、台風の場合は、大雨と強風の影響で、「屋根材がはがれて飛んでしまったり」「飛来物がぶつかって穴があいたり」「屋根材の飛散や破損によって雨漏りしたり」といった、屋根に関する被害のご相談をうけることが多くあるので、屋根は特に気になってしまいます。屋根というと、建物の屋根をイメージすると思いますが、カーポートの屋根も被害にあいやすいので注意が必要です。
実際、今回の台風10号による屋根被害が含まれるニュースをいくつかピックアップすると、、、
・51.5メートルの最大瞬間風速 枕崎市で住宅の被害相次ぐ
・台風被害 温水プールの金属製屋根はがれる 島原市
・【台風10号】宮崎で竜巻とみられる突風 トタン屋根が吹き飛ぶ…トラック複数台横転・電柱倒れる被害 少なくとも19人けが
・「のろのろ台風」四国でも被害 民家崩れ1人死亡、通学路で土砂崩れ
・埼玉の川越と蓮田で突風か、民家の窓ガラス割れ屋根瓦が飛ぶ…気象庁が職員派遣し調査
こんな感じで、やはり屋根材が剥がれたり、飛ばされた被害が多数あるようです。
また、警視庁警備部災害対策課のXでは、窓ガラスが割れて強風が吹きこむことで屋根が飛ばされないよう、注意喚起がされています。
台風による屋根被害は、台風の雨量や風速、屋根の屋根材や勾配、形状などの要素によって変わってくるので、一概にこういう屋根は危険とは言い切れません。
今回の台風で直接的に屋根に被害があった方は、9月はまだ台風シーズンですし、最近はゲリラ豪雨も多いので、早めに修理をしてください。また、目に見えた被害はなかったという方でも、すこしでも次に台風来たときにうちの屋根大丈夫かな?と心配であれば、一度近隣の業者に点検してもらうと安心です。
2019年の千葉県の台風被害は、多くの方にとって記憶に新しいと思います。屋根工事の業者が足りず、ブルーシートで養生している戸建てがニュースの映像で流れていたのを覚えていませんか?あれは、9月9日の台風15号、10月12日から13日にかけての台風19号と立て続けに台風が直撃したことによりますが、時期的にはまさにこれからですのでご注意ください。
ただ、屋根修理に関しては、悪徳業者による点検商法と呼ばれる詐欺が多発していて、台風で被害を受けている地域でもそれに乗じて詐欺を行う業者もいます。「屋根修理は悪徳業者に要注意!点検商法などの注意点・業者の選び方」の記事を参考にしてください。
基本的に、飛び込みで来る業者はよほどのことがない限り信用しない方が無難です。点検を頼む場合は、ご近所さんの屋根修理をした業者を紹介してもらったり、ご自身で調べて社歴や事例などを確認してみるなどして、ご自身が安心して依頼できる業者を探しください。