2023年11月17日 | 水まわり工事事例
横浜市港南区の三共住販株式会社です。
今回は、横浜市旭区の賃貸アパートの入居者様からご依頼いただいた、浴室のバランス釜の交換事例をご紹介します。
入居者様から「種火がつく途中で消えてしまって点火しない」ということで、風呂釜の交換のご依頼をいただきました。11月になり冬が近づいてきていましたので、本格的な冬になる前の故障で良かったです。寒い冬に、ゆっくりお風呂に入れないと風邪の原因にもなってしまいますから。
入居者様の賃貸アパートでは、お風呂にバランス釜が使われていました。バランス釜は、1990年代以降に建設された住宅ではほとんど見られなくなりましたが、ガスをつかってお湯を沸かす給湯設備になります。
バランス釜が点火しなくなった原因は、経年劣化でした。
バランス釜がうまく点火しなくなる原因はいくつかありますが、根本的な原因とは別に、今回の機種は、年式が古い手動のハンドルをクルクル回すことで点火するタイプであったため、うまく点火できないことがあったようです。
また、バランス釜の標準使用期間は10年のため、10年を超えると部品が経年劣化して故障が起きやすくなります。故障したときに部品が手に入りにくくなるため、判断基準として製造から10年以上経っている場合は交換をすることになります。
バランス釜本体と浴槽に繋がっている追い炊きホースなどを外した後、浴槽をずらしてバランス釜本体を取り外します。新しいバランス釜を設置して、浴槽と繋げて工事完了となります。
機種は大きくは、吸排気筒、給水などがつけられる前提条件で選ぶことになります。
今回は前提条件以外の要素として、現在の機種が点火がうまく行かないことがあるハンドルをクルクル回すタイプであったことから、ガスコンロなどと同じように押して回すタイプのバランス釜を新しく設置しました。これで、入居者様も点火する手間が少し楽になると思います。
給湯式のお風呂が一般的となり、新規で設置されるバランス釜を見かけることはほとんどありませんが、賃貸アパートの入居様からバランス釜交換のご依頼をしばしばいただくとおり、まだまだ利用されている風呂釜になります。
バランス釜は特定ガス消費機器であるため、交換するにはガス消費機器設置工事監督者の資格が必要です。ガス漏れなどで事故が起きると大惨事になりますので、無資格者は工事できません。自分でちょっと見てみようというのもやめてください。
とにかく安全であることが第一ですので、故障かなと思ったら、当社などの資格をもっている業者にお問い合わせください。
管理会社様から個人のお客様まで、幅広く工事のご相談に対応しております。
ご相談は無料ですので、水まわりでお困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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