2024年2月4日 | 水まわり工事事例
不動産管理会社様より、横浜市中区の賃貸アパートで入居前の準備として水まわり(浴室、キッチン、洗濯水栓)の蛇口交換のご依頼をいただきました。
浴室の蛇口は、シャワーの接続面から水漏れをしているため水漏れの修理を、キッチンと洗濯水栓は水まわりを綺麗にするために交換したいとのことでした。次の入居者様の入居日が迫っているということで、早速お伺いしました。
浴室の蛇口はシャワーの接続面から水漏れしているので、まず水漏れの原因を特定します。シャワーの接続面から水漏れしている場合は、主に4つの原因が考えられます。
調べてみると、シャワーヘッド根元のパッキンが劣化していました。シャワーヘッドとホースの接続部分には、水漏れを防ぐためにパッキンがあります。パッキンはゴム製のため、経年劣化すると硬くなってひび割れして、その隙間から水漏れしてしまいます。
原因がパッキンの劣化だけであれば、パッキンを交換すれば水漏れは止まります。しかし、パッキンを交換しても水漏れが止まりません。他に水漏れの原因を特定して修理をする必要がありますが、今回は、入居日が迫っているということで、相談のうえ、浴室の蛇口本体を交換することにしました。
キッチンは、既設の蛇口が2ハンドルの混合水栓でした。お湯と水の2つのハンドルが付いていて、それぞれのハンドルの加減で、温度と流量を調節するタイプです。今回、調節が面倒くさいと感じる方も多いため、2ハンドルの混合栓からシングルレバーの混合栓に交換しました。
キッチンの壁に取り付けるタイプでしたが、取付穴の位置に問題がないシングルレバーの蛇口に交換しました。1つのレバーで温度と流量を調節できるので、操作が簡単で便利になります。
洗濯機の水栓には、よく見る蛇口の万能ホーム水栓が付いていました。今回、万能ホーム水栓から洗濯機用の水栓に交換しました。洗濯機用の水栓は、洗濯機に給水するための水栓で、一般的に吐水口が固定式で、ワンタッチで洗濯機用のホースと接続できます。
緊急止水弁付きの水栓に交換したので、ホースが万が一外れてしまっても自動的に水が止まってくれますので、交換することで入居される方も安心できると思います。
水まわりではないのですが、火災報知器の設置もあわせて行いました。
今回はすでに次の入居者様の入居が決まっていましたが、お風呂やキッチンといった水まわりは一番目につきやすい場所で、最近は特に衛生意識が高い人が増えてきていることもあって、水まわりが汚かったり古かったりすると、入居を躊躇されてしまう可能性が高いです。
また、入居前に水まわりを綺麗にすることで、経年劣化による水漏れなどのトラブルを減らすことができ、物件を長持ちさせることもできます。
入退去が多い年度末は、補修や設備の入れ替えなど入居前の準備を早急に対応する必要があります。今回は浴室蛇口の交換でパッキン交換だけで水漏れが解消せず、蛇口本体を交換することになりましたが、忙しい時期だからコミュニケーションをしっかり取って、お客様にご満足いただける対応をすることを重視しています。
ご相談は無料です。お困りごとがありましたら、是非一度お問い合わせください。