2023年12月17日 | 水まわり工事事例
不動産管理会社様より、横浜市の賃貸アパートの蛇口交換をご依頼いただきました。
浴室の蛇口から水漏れしている場合、主に次の4つの状況が考えられます。
ご入居者様にお話を伺うと、浴室の蛇口(の吐水口)から水が止まらなくて困っているとのことで、上記の1つ目の状況でした。また、設置されている水栓はツーハンドルのものでしたが、お湯側のハンドルが外れてしまっているとのことでした。
新しい蛇口の交換作業で伺うまでは、浴槽に漏れている水を逃してもらいましたが、伺ったときには浴槽の半分くらいまで溜まっていました。蛇口からの水漏れは、ポタポタと出ている感じが多いのですが、浴槽の半分くらいまで溜まるというのは、結構ヒドイ水漏れだと言えます。
浴室に限らず、蛇口から水漏れする主な原因は、長年使用することによる内部の部品(配管やパッキン)の劣化や破損になります。蛇口の耐用年数は10年前後と言われており、部品を交換してもふたたび水漏れを起こしてしまう可能性があります。
そのため、部品の交換ではなく蛇口本体を交換した方が良いとご提案し、交換となりました。
今回のように水漏れをしていても、原則は水道使用者が漏水分を含めて支払い義務があります。しかし、水道利用者に非がない漏水トラブルの救済策として、一定の条件を満たしていると水道料金の減額を受けられる減免制度があります。
減額を受けるために必要な漏水証明書を当社が作成します。今回は横浜市の賃貸アパートということで、入居者様に横浜市水道局に漏水証明書を送っていただくという流れになります。横浜市の減免制度については、こちらをクリックしてご確認ください。
なお、水道局で判断してから減額となるため、先に使用者が漏水分の水道料金を支払うことになります。発見から工事まで早急に対応すれば、少しでも負担する額を軽減できます。
交換作業が終わり、水道メーターで漏水のチェックをします。蛇口を止めると水道メーターは回らなくなりました。また、交換作業をした箇所を目視で確認して、漏水していないことを確認しました。
また、漏水のチェックをしたときに、建物に使っている水道管が、賃貸アパートですが一軒家で使われている太い管が使われていることが分かりました。管が太い分、止水栓を全開に開けていると蛇口からの吐水の勢いが強くなります。そこで、栓の開け具合を調整して、吐水の勢いが強くなりすぎないようにしました。
最後に、わずかにポタポタ水が出ているだけなら、意外と「まぁ、大丈夫だろう」と思って、そのままにしてしまう方がいます。しかし、わずかでも水が出ているなら故障のサインですので、放置しないようにしましょう。賃貸なら管理会社や大家さんに連絡、持ち家なら専門業者に依頼して見てもらった方が安心です。
ご相談は無料です。お困りごとがありましたら、是非一度お問い合わせください。