2024年6月14日 | 水まわり工事事例
横浜市港南区の三共住販株式会社です。
今回は、川崎市中原区の戸建て住宅にお住まいの浴室隣接設置型プロパンガス給湯器の交換事例をご紹介します。
お客様から、お湯が出たり出なかったりを繰り返していると不動産管理会社様に連絡があり、当社に給湯器交換の依頼がありました。お湯が出ずに温かいお風呂に入れないとお客様も困ってしまいますので、早速交換にお客様宅に伺いました。
ガス給湯器には、戸建ての場合は壁掛型・据置型・浴室隣接型の3種類があります。今回交換のご依頼をいただいたのは、浴室隣接設置型の給湯器になります。浴室隣接設置型は、文字通り浴室に隣接した屋外の地面やブロックの上に設置される給湯器です。浴槽には上下2つの穴があり、給湯器本体と追い焚き配管で直接繋がっています。この2つの配管を通してお湯を循環させてお湯を沸かす仕組みです。
部品交換ではなく、プロパンガス給湯器本体を交換したのは、使用年数に伴う経年劣化が原因です。お湯が出たり出なかったりというのは、ガス給湯器の故障としてはよくあるもので、使用年数が短ければ故障の原因となっている部品を特定して、部品交換で対応します。
ガス給湯器は標準使用年数が10年となっており、10年近く使用している場合は基本的に交換で対応します。メーカーが部品の在庫を保有しているのは製造終了10年間のため、それを超えると部品を入手しづらくなります。また、故障している部品を交換しても、他の部品が故障する可能性が高くなります。そのため、使用して10年近い場合は給湯器本体を交換する方が安心です。
まず、故障したプロパンガス給湯器からガス管や水道管といった配管類を外して給湯器本体を撤去していきます。写真のとおり、設置されている場所がかなり狭い場所だったため、隣家のフェンスブロックを傷つけないよう2人で慎重に運び出しました。
続いて、新しいプロパンガス給湯器本体を搬入して設置します。少しでも広い場所に設置できれば良いのですが、浴室隣接設置型ですので設置場所が限られ、既存の給湯器と同じ狭い場所に設置せざるを得ません。
据え置き架台は、既存のものにひび割れ等の問題はなかったため、新しい給湯器本体を据え置き架台の上に設置し、ガス給湯器本体をL字金具で壁に固定しました。
外した配管類を新しいガス給湯器本体に繋ぎ、配管がしっかりできていることを確認して、交換完了です。
今回交換した給湯器は、ガスの種類がプロパンガスになります。プロパンガスのガス機器を設置するには、液化石油ガス設備士という国家資格が必要になります。
家庭用プロパンなどに使用されているLPガスの供給設備・消費設備の設置工事、または変更工事などを行うための国家資格です。プロパンガスのガス栓と硬質管を接続する配管作業などは危険が伴うため、資格を取得しなければこの業務を行うことはできません。
資格を取得するには、筆記試験と技能試験があり、両方に合格して取得できる資格なります。また、技能試験は実務経験があることが前提となっており、 難易度が高い資格になります。無資格者は工事をできませんので、交換工事を依頼する際は、資格の有無を確認いただくと良いと思います。
もちろん、弊社には液化石油ガス設備士を持った工事担当者が在籍しています。
繰り返しになりますが、今回は設置場所が狭かったので隣家のフェンスブロックを破損しないよう、慎重に2人で作業を行いました。万が一、フェンスブロックに傷つけたり、割れてしまった場合は、補修の工事も弊社で備えています。
場所が狭く難しい交換工事でしたが、隣家のフェンスブロックを傷つけることなく工事完了できて良かったです。
お困りごとがありましたら、是非一度お問い合わせください。