2024年8月29日 | 水まわり工事事例
横浜市港南区の三共住販株式会社です。
今回は、横浜市港北区の不動産会社様からご依頼いただきました、床下水道管からの水漏れを緊急対応した事例をご紹介します。
不動産会社の担当者様のお話しでは、お客様ご自身でいつも頼んでいる水道屋さんに見てもらって、水道管から水漏れしていることが判明したそうです。しかし、その水道屋さんがすぐには対応できないとのことで、近所にあった不動産会社にお客様が相談をしたとのことです。
そして不動産会社様から、水道管からの水漏れでお困りのお客様がいらっしゃるが、すぐに修理の対応が出来ないか?ということで、当社にご連絡をいただきました。
当社がすぐに修理できないと、修理が終わるまでお客様が、水が漏れた状態で過ごさないといけなくなってしまいます。また、不動産会社様も別の水道修理の業者を探さないといけなくなり手間が増えますし、どんどん時間が経ってしまいます。
また、床下の水漏れは早急な対応が必要です。放置すると湿気からカビが発生し、室内にカビの胞子が広がってアレルギーや呼吸疾患など健康被害を引き起こす可能性があります。他にも、シロアリなどの害虫が発生したり、悪臭が発生したり、床下の電気系統のショートや漏電、木材の腐朽など、水漏れしている期間が長くなればなるほど悪影響が考えられます。
そこで、スケジュールを調整して緊急で対応することにしました。
水道管からの水漏れですので、まず水漏れ箇所を特定します。
今回は、水が漏れている音がしていて、お客様がいつも頼んでいる水道屋さんに音の聞こえる場所を伝えて、水道屋さんの方である程度水漏れしていそうな箇所を特定していました。そのため、ある程度場所を事前に絞り込んだうえで、水漏れ箇所の調査ができました。
床下点検口を開けて、床下の水道管の水漏れ箇所を調査していきます。しかし、床下が15cmくらいしかなかったため、床下を這いながら移動して調査することができません。そこで、腕を突っ込んで撮影した写真や動画を見て水漏れ箇所を探しました。
その結果、床下にあるお湯を運ぶ給湯管と洗濯機の蛇口が繋がっている壁に埋め込まれている給湯管を繋ぐ黄色の丸印の部分であるエルボ(曲がり角の部分)で、給湯管が外れていました。
(青線の部分が給湯器から床下を通って、赤線の壁に埋め込まれた洗濯水栓に繋がっています)
水が漏れているのは給湯器からのお湯の管でしたので、給湯器に付いている止水栓を閉めて、水漏れが止まるかを確認したところ、漏れが止まりましたの。そのため、エルボで給湯管が外れているのが水漏れの原因と特定できました。
先ほど記載したとおり、水漏れしている給湯管は洗濯蛇口と繋がっています。お客様とご相談したところ、洗濯蛇口は水だけでお湯はまったく使っていないということでしたので、水漏れが発生している給湯管にキャップをして塞ぐことになりました。
給湯管にキャップをするために、床を開口します。その際、修繕工事後に開口部分が目立たないように、洗濯機の真下で開口することにしました。開口した部分から給湯管を確認して、キャップを取り付けます。取り付けが完了したら開口した部分には点検口を取り付けて塞いでおきます。
水道メーターを確認して水漏れが止まっているか確認します。メーターが回っていないので、水漏れが止まっていることが確認できました。
今回は、水が漏れている音がしていて、漏れている箇所をすぐに特定することができました。しかし、水道メーターの回りがゆっくりで、じわじわと漏れている場合は、水漏れ箇所の特定が難しく時間もかかります。どうにも特定できない場合は、給水管の引き直しを選択に入れなければなりません。
漏水した分の水道料金の支払いや、アパートやマンションなどの集合住宅の2階以上の場合は下の階の方に漏水することもありますので、水漏れがあった場合は早めの対応が必要です。
お困りごとがありましたら、是非一度お問い合わせください。