【一部補助金を活用】各種住宅設備をグレードアップしたリフォーム

2024年8月19日 |  リフォーム事例

25年ほど前に当社が建売した、横浜市の戸建住宅のお客様から各種住宅設備リフォームのご依頼をいただきました。

住宅設備リフォームのご依頼

今回ご依頼いただいたお客様は、当社にご相談いただく前にショールームに行かれて、リフォームのプランを組んでいました。お客様からは、「ショールームに行って、こんなリフォームのプランを組んだんだけど、三共住販さんで対応できますか?」という感じで、ご依頼をいただきました。

リフォームをご希望の設備は、ユニットバス、給湯器、洗面台は確定で、ガスコンロは迷われている状態でした。

ショールームには、さまざまなメーカーやリフォーム会社の住宅設備が展示されていて、実際に自分の目で見て触って確認できます。そのため、リフォーム後のイメージがしやすいということで、ショールームに行かれる方は多くいると思います。

ただ、現地の確認もあわせて行わないと、ショールームで選んだ製品では交換できないこともあります。今回はユニットバスがそうでした。

ユニットバスの交換

交換前ユニットバス
交換前
交換後ユニットバス
交換後

ユニットバスは、あらかじめ浴室の浴槽・壁・床・天井などのパーツがセットで製造されていて、それを現場で組み立てる浴室です。つまり、浴槽・壁・床・天井が一体になっています。

今回、ショールームでお選びいただいたユニットバスのセットにはドアが含まれていて、既存のユニットバスのドアと形状が異なっていました。現地で確認すると、ユニットバスのドアの形状が変わると、手すりがドアとぶつかってしまうことが分かりました。そこで、手すりの位置がドアとぶつからないものに変更することで、お客様が使いづらいことがないようにしました。

先ほども書きましたが、ショールームでサイズの問題がないことが確認できても、細かなところで問題ないか?変更が必要な個所はないか?といったことは、現地を見てみないと分かりませんので注意が必要です。

ユニットバス交換で難しかった点

ユニットバスは新築のときは良いのですが、建物の解体を伴わない交換は、実は結構大変なのです。なにが大変かというと、浴室までの搬入経路を確保して搬入することです。

しかも、今回は搬入が難しくなる理由が2つありました。

ひとつは、今回の物件は浴室が2階にあったことです。階段を持ち運ばなければなりません。もうひとつは、既存のユニットバスよりグレードの高いものになり、浴槽下部分が大きくなっていることです。ハイグレードのユニットバスは保温性能を高めるために、浴槽下の断熱材が厚くなっているためです。

もし玄関から無理な場合は、作業費用が少し高くなってしまいますが、吊り上げて2階の部屋のベランダから浴室まで運び入れる搬入経路は確保できることを確認しました。そのうえで、玄関からの搬入経路で問題ないか?壁などにぶつけて傷つけることがないか?慎重に確認しました。その結果、運び入れる人員を1名増やすことで階段から搬入できると判断しました。

お客様が住んでいる状態ということで、できるだけお風呂に入れない日数が少なくなるよう考慮し、既存のユニットバスの解体から新しいユニットバスの設置まで3日間で完了しました。

給湯器の交換

交換前給湯器
交換前(給湯器)
交換前熱源機
交換前(熱源機)
交換後給湯器(エコジョーズ)
交換後

もともとは、追い炊き機能付きの給湯器と床暖房のための熱源機の2台が、少し離れた場所に設置されていました。これを配管を延長して、両方の機能をもった暖房熱源付きガス給湯器(エコジョーズ)に交換する提案をしました。

給湯器を1台にまとめる効果

2台の機器を1台にまとめることで配管工事が簡素化されて工事費用を削減でき、機器が減ることでメンテナンスにかかる費用を削減できる可能性があります。また、エコジョーズの給湯器に交換することで、使用するガスの消費量が減るためガス代の節約に繋がります。

補助金を活用した交換の提案

しかも、エコジョーズへの給湯器の交換は、住宅省エネ2024キャンペーンの子育てエコホーム支援事業の補助金が使えそうでしたので、補助金額を調べたうえでお客様に提案しました。この補助金は、「エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯が、高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や住宅の省エネ改修等に対して利用できる」ものです。

子育てエコホーム支援事業の詳しい内容をお知りになりたい方はこちらをクリックしてください。

洗面台の交換

交換前洗面台
交換前
交換後洗面台
交換後

洗面台はショールームで選んでいただいたものに交換しました。

ガスコンロの交換

交換前ガスコンロ
交換前
交換後ガスコンロ
交換後

コンロは当初は交換するか迷っている状態でした。しかし、給湯器の方で使う子育てエコホーム支援事業で、ビルトイン自動調理対応コンロの設置が補助対象になっていることからショールームで見たものからグレードアップのご提案をし、交換することになりました。

リフォームにあたって大切にしていること

今回のように事前にショールームでプランを組んでいただいている場合、まずはしっかりプランを確認させていただきます。

そのうえでお客様のご要望を踏まえつつ、現地を見て、実際にリフォーム工事をすることを考えたときに、お客様にとってより使い勝手の良い製品があれば、しっかりご提案をすることを大切にしています。

住宅設備リフォームを終えて

今回は、約25年前に当社が建売した物件のお客様でしたが、ありがたいことに、他社への相見積もりをすることなく、当社にご相談いただき、ご依頼をいただきました。ご購入いただいた物件や対応にご満足いただいた結果だと思いますので、とても嬉しいです!

現在、当社では建売はしていません。しかし、建売した物件のお客様とのお付き合いは大切にしています。物件は築年数が長くなれば、どうしても劣化する部分が出てきます。また、より高品質・高機能な新製品が出てきたりします。修理・リフォームなど適切なメンテナンスをすることによって、お客様に安心安全で、快適に住み続けていただきたいと思います。

また、ガス給湯器は10年が標準使用期間となっており、10年前後で故障が多くなります。給湯器を使い始めて10年近く経っている、最近調子が悪いときがある、といったことがあれば今回使用した補助金を利用できる可能性があります。今回の補助金以外にも給湯省エネ事業というものもありますので、補助金を利用できないか知りたい方はお問い合わせください。

給湯器に関する補助金

子育てエコホーム支援事業
給湯省エネ事業

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