2024年1月25日 | 賃貸管理事例
横浜市保土ヶ谷区のお客様から、ご自宅のフェンスブロック補修のご依頼をいただきました。
今回は、ご自宅のフェンスブロックの部分に自動車がぶつかったことで、フェンスブロックが破損、横にある鉄柱が折れ曲がってしまったことからご依頼をいただきました。
フェンスブロックの破損でご依頼をいただくのは、自動車を車庫入れするときにぶつけてしまうなど自損の場合もあれば、通行中の自動車が運転を誤ってぶつけてしまう物損事故の場合もあります。ブロックが破損したままの状態ですと、ブロックが倒れてしまう可能性があるので、早めに対応が必要になります。
お客様とお話をして、破損したブロック部分は補修、鉄柱部分は撤去することにしました。
※3枚目写真の青で囲っている部分が鉄柱です。
ブロックは、細かな欠けや1mm程度のヒビであれば、ホームセンター等で販売しているコンクリート補修キットを使えば、簡単に少しの手間で補修できます。しかし、今回のように完全に破損している場合は交換となります。他にも、1mm以上ヒビが入っている、傾いているなどの場合は同様に、補修ではなく交換となります。
交換ということで、ブロックの基礎部分から作り直しになりました。また、同時に撤去することになった鉄柱の基礎を解体して引き抜き、解体した鉄柱部分の凹みをコンクリートで埋めて舗装しました。
作り直した基礎部分は、コンクリートが固まるまで1日、間を空ける必要があります。後日、基礎部分が固まったのを確認して、ブロックを積み直しました。ブロックをすべて積み直して施工完了です。
今回は、ブロックの上部が横にある木のフェンスに接していたため、木のフェンスを傷つけたり、破損させないよう、丁寧に作業をしました。
※3枚目写真の青で囲っている部分が鉄柱を撤去してコンクリートで埋めた部分です。
今回は自動車の接触によるものでしたが、コンクリートの中性化が原因でブロックの交換が必要になることもあります。
コンクリートは本来、強アルカリ性です。中性化が進んでいると、内部の鉄筋にサビが発生して膨張することで、ブロックがひび割れしやすくなります。コンクリートにコケやカビが発生している場合は中性化が進んでいる目印なので注意が必要です。
鉄筋がサビたり、コンクリートの破損を放置すると、外部からの力に弱くなり、最悪倒壊してしまう可能性があります。倒壊すると他の人を巻き込む事故になりかねませんので、賃貸物件であれば管理会社に、持ち家であればお近くの外構工事をしている会社に一度相談してみることをお勧めします。
お困りごとがありましたら、是非一度お問い合わせください。