2024年2月26日 | 水まわり工事事例
不動産管理会社様から、横浜市金沢区と神奈川区の賃貸アパートでトイレのタンク下から水漏れをしているということで、修理のご依頼をいただきました。
不動産管理会社様からのお話では、トイレで水を流した時に、トイレの便座とタンクの間から水が漏れ出してくるということでした。
実際に現地に行ってトイレの水を流してみると、たしかに、便座とタンクの接続面から水が漏れ出してきます。
水漏れを止めるためには、原因を特定する必要があります。
一般的にトイレを流した時に、タンク下から水漏れする原因は3つ考えられますので、3つのうちのどれが原因かを調べます。
トイレのタンク下からポタポタと水漏れしている場合は、密結パッキンの劣化が原因のケースが多いです。今回も密結パッキンの劣化が原因と分かりましたので、パッキンを交換することにしました。
便座とトイレタンクは、それぞれ単体のもので、それをボルトナットで固定されています。密結パッキンは、トイレタンクから便座に水が流れていく部分に使用されているゴム製のパッキンです。
写真の黒い丸状のものが、密結パッキンです。
トイレの水を流すたびに密結パッキンは水にさらされている部分なので、どうしても劣化しやすくなります。ゴム製のパッキンは劣化すると硬くなって割れたり、ヒビが入ったりして、そこから水が漏れ出していきます。
密結パッキンを交換するには、トイレのタンクを取り外す必要があります。
陶器製のトイレのタンクはかなり重く、万が一落として割ってしまうと密結パッキンの交換だけのはずが、トイレ全体を交換しないといけなくなってしまうため、タンクの取り外しは慎重に行う必要があります。
タンクを取り外すために、まず止水栓を閉めて水を止めます。次にタンク内の水を抜きます。水が抜けたらタンクのフタを開けて、さらに給水管を取り外します。これで、タンクを取り外すための準備ができました。
続いて、タンクの取り外しです。タンクを固定しているナットをすべて外します。ナットを外すときにタンクが落ちないようにしっかりタンクを押さえながら外し、養生シートを敷いて、タンクを横向きにしてそっと置きます。
劣化した密結パッキンを取り外します。裏表を確認して、新しい密結パッキンを取り付けます。
密結パッキンの交換が終わったら、タンクを元に戻します。もとに戻すときも外すときと同じでタンクを落としたり、給水管が破損しないように慎重に作業します。
タンクを戻したら、水を流して水漏れしないか確認します。水漏れがないことが確認できましたので、これでトイレタンク下からの水漏れを解消する修理は完了です。
1件目の賃貸アパートは入居日が迫っているお部屋でした。入居者様が引っ越しをしてすぐに水漏れでトイレが使えないと、生活に支障をきたすことになり、ご不便をおかけすることになりますので、入居前に修理ができてよかったです。
また、ネットで検索すると、トイレの水漏れをDIYで自分で修理する方法がたくさん載っています。もちろん自分で修理することもできますが、トイレタンクは意外と重いですし、陶器製のため慎重に取り扱わないと割れてしまう可能性があります。さらなるトラブルで修理費用が高額になるのを避けたい場合は、専門業者に修理して修理するのが安全で確実です。
別の賃貸アパートの入居前の水周りの水栓などの交換をした事例もございますので、参考にしてみてください。
ご相談は無料です。
お困りごとがありましたら、是非一度お問い合わせください。
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