2024年10月28日 | 水まわり工事事例
横浜市中区の管理会社様から貸家の給湯器に、不具合起きているとのご連絡を頂き伺ってきました。
入居者様に現状を伺うと、蛇口やシャワーなどの給湯機能は使えているが、お風呂のお湯張りをするとお湯が出なかったり、給湯器を使っていないときにも勝手にお風呂にお湯が溜まってしまうとの事でした。
以前の交換事例にも記載していますが、戸建ての給湯器には壁掛型・据置型・浴室隣接型の3種類があります。今回交換のご依頼をいただいたのは、浴室隣接設置型の給湯器になります。浴室に隣接して設置し、浴槽から出てきている上下2つの穴と給湯器本体の追い焚き配管が直接繋がっています。この2つの配管を通してお湯を循環させてお湯を沸かす仕組みです。
実際に給湯器を動かしてみると、自動お湯張りのスイッチを押してお湯を溜め、そのあとにスイッチを止めて確認すると給湯器が稼働していない状態でもお湯がどんどんと溜まってきてしまいます。入居者様が寝て起きると、朝に自然に浴槽が満タンになるくらいお湯が出てきてしまう状況です。
同時にリモコン側に252と888のエラーコードが出て来ました。
年式も年以上経っていますので、部品交換ではなく、本体の交換で対応致しました。
エラーコード252はノーリツ、リンナイの給湯器共にお風呂自動湯はり・追い炊きが出来ない状態になります。。浴槽の水が循環しているかどうかを検知するスイッチ等の不具合が考えられます。お客様での対処方法は、運転スイッチを一旦切っていただき、再操作。改善しない場合はふろ水流スイッチ・電装ユニット等故障の可能性があります。
エラーコード888は、「設計上の標準使用期間」もしくは「それに相当する使用回数」を超えると、給湯機器のリモコンに「88」または「888」を点滅表示させて”点検の時期”をお知らせします。
故障ではないため使用はできますが、経年劣化による事故や故障を未然に防ぎ、安全・安心に製品をご使用いただくために「法定点検」または「あんしん点検」などの給湯機器の健康診断(点検)をおすすめしています。
浴室隣接設置型は、設置場所が限られ、既存の給湯器と同じ所に設置する事しか出来ません。
外壁から出てきている浴槽からの2本の管と給湯器の裏から出ている2本の管を繋ぎます。設置の規定通りの高さに合わなければパッキンを差し込み高さを調整します。ガス管、給水、給湯管を結び、リモコン線を繋ぎます。リモコン線のY端子も錆びついていたり、劣化が見られる場合は交換しています。
給湯器本体の固定するのにL型の金具で外壁に固定します。
外の給湯器本体の設置が出来たら、室内にあるリモコンと浴室隣接設置型給湯器な場合は循環部材を交換することになります。浴室のリモコンは水に濡れる箇所なので周りをコーキングします。
最後に試運転をして何も問題なく交換作業が出来ているかを確認して工事完了になります。
今回は、給湯器のエラー252の浴槽の水が循環しているかどうかを検知するスイッチ等の不具合によって、勝手にお湯が溜まってしまう故障でした。お湯自体は使えていましたので、シャワーなどのお湯は使えていましたが、お湯張りや追い炊きが使えない。
普段使えているものが急に無くなってしまうと、余計に生活の不便さを感じてしまう事は何事にもあると思われます。お風呂は毎日の生活に欠かせない事なので余計に感じることもあると思います。
お困りごとがありましたら、是非一度お問い合わせください。