2024年5月24日 | 水まわり工事事例
横浜市港北区のお客様より、出窓の天板を補修して欲しいとご依頼をいただきました。
お客様のお話しでは、出窓からの雨漏りで天板がフカフカになってしまったので補修して欲しいというご依頼でした。木材は湿気を吸って膨張したり、反ったりすることで表面がふっくらと盛り上がってしまいます。
さっそく現地に伺って確認してみると、雨漏りによって1階の出窓天板の角が剥がれてきています。天板の下地もボロボロになっています。上を見てみると、出窓の屋根にあたる箇所の裏側のベニヤが、雨漏りのために色が変わっています。
雨漏りの調査として、まず屋上からの雨漏りの可能性を調べていきます。
屋上からの雨漏りであれば、防水シートの屋根部分から漏れていると考えられます。外から調べてみると、屋根の塗装が剥がれているところや屋根材に隙間が空いているところなどがあります。
家の中に戻って、そういった箇所からの雨漏りしていないか確認しました。しかし、屋根から雨漏りしている場合にある、壁をつたって水が漏れている跡が確認できませんでした。ということで、屋上ではなく、出窓の屋根部分が原因と特定できました。
出窓からの雨漏りの修理と傷んでしまった天板の補修が必要です。
しかし、お客様と相談したところ、現在倉庫として貸し出している部分のため、簡単な修繕をご希望をとのことでした。
こちらの建物には他にも3ヵ所同じような出窓があり、同じように雨漏りで天板が傷んだことがあって、別の業者にかなり前に工事をしてもらったことがあるそうです。出窓があるのは事務所や居住用の部分ではないので、他の3ヵ所の出窓の屋根と材料や色をあわせて修理するなど見た目を気にする必要はなく、在庫がある材料ですぐに修理をして欲しいとのことでしたので、さっそく出窓の屋根の修理と天板の補修工事を行いました。
出窓の屋根は、既存の屋根に防水シートを貼り付け、その上に屋根材を付けます。コーキングがやせている所は打ち直しをしました。出窓の屋根なので面積が小さいだけで、一般的な屋根の修理と一緒です。
今回は、ご予算と在庫があるものから屋根材を選びましたが、屋根材は種類や色が豊富にあります。そのため、通常ですと、お客様のご要望を伺った上で、種類ごとの特性をご説明してご提案させていただくことになります。
出窓の天板は、下地の使えない部分を補強して、既存の天板に化粧ベニヤを上から取り付けました。また、天井部分も同じように下地を補強して、化粧ベニヤで仕上げました。
今回は出窓の屋根からの雨漏りが原因で、天板が傷んで補修工事を行いました。
出窓の天板は、雨漏り以外でも夏場の直射日光や冬場の結露などが原因で傷みやすいです。ひび割れや変形したり、木材が腐食してシミやカビが生えたりしている場合は、早めに補修をしていただくと良いです。
出窓からの雨漏りは意外とあります。屋根材の劣化やコーキングの劣化など一般的な屋根の劣化はもちろん、出窓は構造上建物から出っ張っているため、屋根や外壁の劣化が原因で雨漏りします。雨漏りを放置すると、今回のように天板や下地が傷んでしまったり、雨漏りの状況によっては建物全体に影響を与える可能性もあります。
雨漏りかもしれない思ったら、早めに原因と場所を特定して修理をすることが大切です。
水周りの修理・リフォーム、お困りごとがありましたら、是非一度お問い合わせください。