2024年1月19日 | 水まわり工事事例
不動産管理会社様より、横浜市港南区の賃貸アパートの給湯器交換のご依頼をいただきました。
入居者様のお話では、お湯が出なくなったとのことでした。1月ですので、給湯器の故障でお湯が止まってしまうと、生活にも支障が出てしまいます。少しでも早く入居者様がご不便な状況を解消すべく、さっそくお伺いしました。
実は、今回ご依頼をいただいた賃貸アパートは、以前、別のお部屋でご依頼をいただいたことがあり、給湯器を交換したことがあります。そのため、事前に、アパートの共用廊下のPS(パイプシャフト)に設置されている給湯器であることは把握していました。
給湯器からお湯が出なくなったとのことでしたが、お湯が出ない原因は、給湯器自体のトラブルだけでなく、蛇口の故障や電気系統のトラブルなど様々あります。
給湯器を確認したところ、経年劣化による不具合が原因でお湯が出なくなっていることが分かりました。給湯器の製造年を確認すると99年製でしたので、製造から25年ほど経っていました。ガス機器には、メーカーが安全面で問題なく使用できる「設計上の標準使用期間」が設定されており、家庭用のものだと製造から10年となります。
使用から10年近くなると、給湯器は故障しやすくなります。今回は、標準使用年数を大幅に上回っていましたので、給湯器が故障してお湯が出なくなったということになります。
給湯器が故障した場合、内部の部品を交換して修理することも可能です。しかし、今回のように経年劣化が原因の故障では、内部の部品を交換しても、また別の部品が壊れて給湯器が故障してしまうリスクが高くなります。また、メーカーが部品在庫を保有しているのは製造終了後10年のため、10年を超えると部品の入手が困難になります。
そのため、給湯器の修理ではなく新品への交換でご提案しました。
なお、既設の給湯器はノーリツでしたが、当社ではリンナイの製品を安価に仕入れられるため、メーカーをノーリツからリンナイに変更することにしました。
故障した給湯器を取り外して、新しい給湯器を取り付けます。給湯器は設置の方法がいくつかありますが、先ほども書いたとおり、ご依頼いただいたアパートは共用廊下のPS(パイプシャフト)に設置するタイプでした。
今回、ノーリツからリンナイに変更することで、設置する給湯器の奥行きが少しだけ大きくなり、そのままではパイプシャフトの扉を閉めることができません。
そのため、お客様と相談して扉の加工を行いました。奥行きが大きくなった給湯器部分の扉を切断して、給湯器の下の配管類の部分だけ扉が閉まるようにしました。
なお同じメーカーで給湯器を変更する場合でも、交換する時期が10年も経つと、設計変更などでサイズが変わることがあるため、パイプシャフトの加工が必要になることがあります。
今回給湯器と交換したアパートは、別の2部屋も給湯器の交換工事をしたことがあったので、パイプシャフト設置タイプの給湯器であることやパイプシャフトの奥行きも分かっていました。事前にいろいろと把握できていたので、作業もはかどりました。
同じ不動産管理者様に何度もご依頼いただいたり、同じ現場で何度も工事をすると、周りの環境や勝手が分かっているので、工事をするうえで安心感があります。また、別の個所の不具合やご相談事のお話を出来るので迅速な対応が出来ます。
ご相談は無料です。お困りごとがありましたら、是非一度お問い合わせください。